元ファイターズガールで、現在はFビレッジアンバサダーを務めるタレントの滝谷美夢(25)と、「GAORA SPORTS」で日本ハム戦の実況を担当する土井悠平アナウンサー(36)による異色コラボが実現した。日本ハムをグラウンド外で支える2人が初対談し、交流戦までの戦いぶりを振り返りながら、“ファイターズ愛”あふれるトークを繰り広げた。(1)から続く。
――その他に印象に残っている試合は?
土井 実況で一番「うわー」ってなったのは、2日のDeNA戦で水谷選手が打ち直した本塁打ですね。
滝谷 あれも凄かった!あんなことできちゃうの?って。
土井 3回の打席で左中間フェンス上の柵に当たって、球場のルール的には本塁打だったけど、判定はインプレーだった。幻のプロ初本塁打だったはずの次の打席で、同じ方向に一発を打った。
滝谷 漫画ですかっていう感じ。あんなかっこいいことないですよね。
――休日でも日本ハムの試合は気になる?
滝谷 シーズン始まってすぐは、選手や監督も「まだ順位を気にするタイミングじゃない」って言いますが、私はもうすぐゲーム差が気になっちゃいます。開幕して何週間かしたら、「あ、何ゲーム差だ」とか(笑い)。
土井 新庄政権でAクラスがなかったから、順位表を見る喜びがありますよね。
滝谷 本当にいいところにいるので、今年は1位を目指せる。
土井 ファイターズが負けた時は、携帯電話でロッテがどうだったか見ます。
滝谷 それです!「あ、勝ってる…」って。ホークスも強いし、交流戦はイーグルスが優勝して。移動中とかも見たりしてます。試合がない日だと“今日、試合ないんだ。暇だな”みたいな(笑い)。
土井 僕も負けたら結構、気分下がるんですよ。毎試合後に資料を付けるんですけど、それも筆が進まない。心からファンで仕事としてもやれているんで、めっちゃ楽しい。
滝谷 魂はファイターズにあるんですか?
土井 そう。滝谷さんもそうですよね。
滝谷 私は生まれた瞬間からファイターズです!「オギャー」って泣いた瞬間から。
土井 僕はファイターズを担当して2年目。一緒の時期に入団してきた選手は同期の気持ちで見てる。
滝谷 私はファイターズガール時代からで数えると清宮選手と同期なので。最近1軍に上がってきて、頑張ってほしい。
土井 応援する時は「清宮」とか「清宮さん」って呼んでるんですか?
滝谷 心の中では「キヨミー」って呼んでいます(笑い)。控室ではみんな「キヨミー」です。
――2人がそれぞれの立場で大事にしていることは?
滝谷 私はFビレッジアンバサダーとして、ファンの方に来てくれてありがとうございますっていう気持ちは常に忘れないように持っていたい。交流戦でなかなか普段は来られないようなビジターのファンの方が「凄いね」って言っているのを見ると、本当に幸せな環境にいるんだなって感じます。
土井 僕は選手の気持ちやその前からのドラマを乗せて見ている人と感情に訴えかけるような実況を目指してます。
滝谷 素晴らしいですね。