広島・新井監督はマツダスタジアムで全体練習を見守り、2位・阪神に2・5ゲーム差の首位で迎えるリーグ戦再開へ一戦必勝の心構えを強調した。
「まだ順位的なものを考える時期ではないし、自分も考えてない。8月、9月くらいになってからだと思う。まだ気にしてない。まだまだ勝負は先だと思っている」
鬼門とされてきた交流戦を7年ぶり勝ち越しの10勝8敗で終え、貯金7で再スタート。降雨中止が多く、セ6球団では最も多い82試合が残る。8月には9連戦を控えるなど、昨季離脱者続出で苦しんだ夏場以降を「勝負」と見据えた。左太腿裏故障が完治した上本や交流戦終盤4試合でベンチ外だった野間が復帰し、小園、矢野ら若い力も台頭。首位固めではなく開幕から掲げる「戦いながら強くなる」日々の継続を期した。