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新潟・堀米 勝ち点並ぶ川崎Fに勝って浮上を 直近公式戦5戦まけなし「いい雰囲気になっている」

スポニチアネックス 2024年6月21日 4時2分

 J1新潟は20日、聖籠町のアルビレッジで非公開練習を行い、22日の川崎F戦に備えた。6月に入って公式戦5試合負けなしと調子が上向いてきた。堀米悠斗主将(29)はその勢いに乗って勝ち点20で並ぶ川崎Fから勝利をもぎ取り、15位からの順位アップを狙っている。

 6月は首位町田、2位鹿島とのアウェー戦で勝ち点4を奪い、ルヴァン杯、天皇杯も一つずつ駒を進めた。堀米主将は空気が変わってきたことを実感する。「ケガ人がちょっとずつ戻ってきてゲームも結果が出て、すごくいい雰囲気になっている。いける時は勢いを大事にしていってもいい」と攻勢を強め、川崎F戦に臨む。

 14位の川崎Fには得失点差で順位を一つ上回られている。今の勢いを継続するためだけでなくリーグ前半戦最後の試合で順位を上げておこうと、この一戦の勝利を重要視する。

 「調子は上向きではあるが順位的には厳しいところにいる。そこを抜け出して、重圧を感じすぎない位置でリーグを進めていければ、昨季の終盤戦みたいにスタイルを思い切って出せる」

 後半戦の巻き返しに向けても落とすわけにはいかない試合は「ボールを保持して相手に握らせないという展開」を狙う。リーグトップの平均ボール支配率を誇るチームとして、リーグ4位の相手にボールと主導権を渡すつもりはない。

 ケガで5月を棒に振った自身も6月に入って実戦復帰し、12日の天皇杯北九州戦は120分間出場。あとは試合をこなして質を上げていくだけだ。「勝ち点3にこだわりたい」。難敵との一戦に集中力を高めている。(西巻 賢介)

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