◇欧州選手権1次リーグC組 スロベニア1―1セルビア(2024年6月20日 ミュンヘン)
サッカーの24年欧州選手権ドイツ大会1次リーグ第2戦、6大会ぶり2度目の出場となったスロベニアはセルビアと1―1のドロー。1点リードの後半アディッショナルタイム、“ラストプレー”となったセットプレーから失点。歴史的な大会初勝利を目前で逃し、主将のGKヤン・オブラク(31=Aマドリード)は「残念ながらこれがサッカーです」と肩を落とした。
大会初勝利を逃したスロベニアだが、ケク監督は試合後「我々は欧州選手権に出場する資格があることを証明した。サッカーは残酷なこともあるが、このチームの努力は必ず報われるはすだと確信している。我々は素晴らしく勇敢かつ誠実な試合をした。これはスロベニアスポーツ界の伝説となるだろう」とコメント。奮闘したイレブンを称えた。
最後の最後でゴールを許してしまった守護神オブラクは「勝利目前だったのに残念ですが、これがサッカーです。非常に高いレベルでプレーしましたが同点ゴールを許してしまいました」と話した。
先制ゴールを決め、この試合のマン・オブ・ザ・マッチ(MOM)に選出されたカルニチク(ツェリェ)は「今は複雑な心境です。(勝利まで)とても近かったんです。とてもいいプレーをしましたが、彼らを抑えることができませんでした。彼らはロングボールをたくさん放り込んだ後に得点しました。彼らはそれが得意です。ピッチに立って、ファンからこのような応援を受けることができたのは信じられないことでした。次は、このグループの優勝候補であるイングランドと対戦するのでベストを尽くします」と気持ちを切り替えていた。