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【柔道】斉藤立は狙い通り五輪シード上昇へ 南米の小規模大会に出場 “絶対王者”リネールは結局欠場

スポニチアネックス 2024年6月21日 7時54分

 ◇柔道パンアメリカン・オープン(2024年6月21日 ペルー・リマ)

 今夏のパリ五輪の出場権やシード争いに関わる最後の国際大会は組み合わせ抽選が行われ、五輪代表の斉藤立(JESグループ)が出場する男子100キロ超級は3選手の出場で確定し、大会が成立することが決まった。これにより斉藤はポイントを加算し、五輪では第6シードと1つ順位を上げる見通し。本番1カ月前に片道30時間以上を掛けての移動を伴う国際大会出場の目的を果たすこととなった。

 斉藤は当初、5月の国際大会を最後に初の五輪に向かう予定だったが、最大のライバルと目される五輪2大会制覇のテディ・リネール(フランス)が2週間前に国際大会に出場。シード順位で上回られ、本番ではより厳しい組み合わせになる可能性が高まっていた。

 全日本柔道連盟ではこの状況を受け、対応策を検討。戦略的措置として、異例の派遣が決まっていた。

 斉藤のエントリーを受け、規定により今大会に出場してもポイントを加算できないリネール側も“けん制”の意味からか遅れてエントリー。開催地ペルーの選手2人を含めて4人で争われるとみられたが、結局リネールは出場を回避し、斉藤を含む3人で争われることになった。大会は3人総当たりのリーグ戦後、上位2人による決勝を行う方式となっている。

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