体操女子でパリ五輪代表の宮田笙子(19=順大)が21日、千葉県印西市役所で板倉正直市長を表敬訪問した。
宮田は「自分らしく明るく日本チームを引っ張っていけたらいいなと思います。引き続き応援よろしくお願いします」と笑顔であいさつ。板倉市長は「五輪の舞台においても、その実力を存分に発揮して世界の強豪を相手に活躍されることを心から期待しております」と激励した。
21年東京五輪後に現れた新エース。22年世界選手権の平均台では銅メダルを獲得している。今年4月の全日本選手権で初優勝。5月のNHK杯では大会直前に左内転筋を痛めるも3連覇を達成し、初の五輪出場権を獲得した。ケガの状態については「コンディションは悪くない。ケガも残ってはいるが、だんだん良くなっている。まだ上げられる部分はある」と語った。
84年ロサンゼルス五輪以来の代表メンバー5人全員が初出場で、全員が10代は初。「自分のやるべきことをやっているなと思う。それぞれの役割を果たすことが団体のメダルに近づくと思う。良いチームになっている」と自信を示した。
「安定感を大事にして日本の軸をつくれるように。みんなから信頼される演技ができるように、自信を持ってやりたい」。着地の姿勢や空中姿勢などを重視して、減点を減らしていく。最年長の主将として花の都へ乗り込む。