◇セ・リーグ 巨人―ヤクルト(2024年6月21日 東京D)
巨人の戸郷翔征投手(24)が交流戦明け初戦となった21日のヤクルト戦(東京D)で今季13度目の先発登板。6回6安打3失点で降板し、プロ通算50勝目となる今季7勝目を逃した。
5試合連続で岸田とバッテリーを組んでマウンドへ。だが、初回から不安な立ち上がりとなった。
1番・西川に初球の外角直球を右中間二塁打とされると、2番・丸山和に初球で犠打を決められて1死三塁。3番・長岡に1ボールからの2球目フォークボールを中前適時打とされて開始からわずか4球で1点先制を許した。
0―1で迎えた4回には2死走者なしから山田に高めへ浮いた甘いフォークボールを左翼スタンド上段まで運ばれ、5号ソロを被弾。
0―2で迎えた6回には先頭・サンタナの右中間フェンス直撃二塁打に自らの暴投や四球などで1死一、三塁とされてから中村にスクイズを決められた。戸郷は自ら打球を処理して本塁へグラブトス。だが、サンタナにヘッドスライディングで生還を許した(記録は犠打野選)。
この回、なおも続いた2死二、三塁のピンチでは西川を中飛に仕留めてそれ以上の得点は許さなかったが、この回を投げ切って降板となった。
戸郷の投球内容は6回で打者28人に対して110球を投げ、6安打3失点。7三振を奪い、与えた四球は3つ、直球の最速は148キロだった。
前回登板した14日の日本ハム戦(エスコンF)では9回4安打2失点と好投。今季最多の134球、今季最多タイの9奪三振熱投で、ノーヒットノーランを達成した5月24日阪神戦(甲子園)以来今季2度目の完投勝利を飾って6勝目(3敗)をマークしていた。
▼戸郷 粘りきれなかった、これが全てだと思います。とても悔しい結果となりましたが、今日のことを次につなげられるようにまたやっていきます。