お笑いタレント、なるみ（51）が22日放送の読売テレビ「今田耕司のネタバレMTG」（土曜前11・55）に出演し、12日に亡くなった桂ざこばさんをしのんだ。
デビュー当初からテレビで共演し、公私ともに親しくしていただけに「ちょっとショックすぎて」と声を落としたなるみ。「かわいがってもらいまくりで、芸能界入ってフグを最初に連れていってもらったのがざこば師匠。新地のクラブみたいなんも連れてってくれたのもざこば師匠」と、まさにさまざまな経験をさせてもらった。「もうね、私の初めての男はざこば師匠」とまで話し、スタジオの笑いを誘った。
思い立ったらすぐに行動するタイプ。「飲んでても、5分くらいで“空気ちゃう、次の店いこ”ということもあった」と、昔の大阪人らしい“イラチ”なところも、微笑ましく振り返った。
テレビの生番組で忘れられないのは、柔道の松本薫さんがゲストで登場したとき。エンディングまでほとんど時間がないのに、急に立ち上がって「技かけてくれまへんか？」と、松本さんに声をかけた。松本さんも迷っているヒマもなく急いで技をかけると、ざこばさんがなるみに向かって「締めて、締めて」と番組の締めくくりのコメントを要求。しかし、テレビ経験の少ない松本さんがあわててしまい「師匠を絞めっちゃったんです」。
番組終了と同時に落ちかけたざこば師匠。司会の今田耕司も「え？大丈夫やったん？」と心配そうに聞くと、なるみが「そんときは生きてたわ」と話し、共演者の笑いを誘っていた。