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タイガース・前田健太 5回途中3失点で今季4敗目も「状態も良くなってきている」

スポニチアネックス 2024年6月23日 8時49分

 ◇ア・リーグ タイガース1―5ホワイトソックス(2024年6月22日 デトロイト)

 タイガースの前田健太投手(36)が22日(日本時間23日)、本拠地デトロイトで行われたホワイトソックス戦に先発したが、4回2/3を投げ8安打3失点で今季4敗目を喫した。チームは1―5で敗れた。

 前田は「立ち上がりは良かったが、4回、5回と失点してしまったので、粘りたかった。4回も2アウトまでもっていってたので、最後のバッターをしっかり(アウトを)取れていれば流れも変わったのかなと思う」と自らの投球を振り返った。

 言葉通り、序盤は丁寧な投球で変化球を際どいコースに投げ分け、相手打線をほんろう。2回2死一塁では6番・デヨング、7番・リーをいずれも3球三振に切って落とした。3回先頭のソーサからも3球三振を奪うなど、ベテランらしい投球が光っていた。

 だが4回、先頭・ロベルトに右翼線二塁打されるなどして背負った2死三塁から3連打を浴びて2点の先制を許した。さらに5回には2死一塁から4番・シーツの中前打で一、三塁とされ、ここで降板を命じられた。2番手・ベストがいきなりタイムリーを打たれて、4失点。結局、前田は4回2/3を投げ8安打3失点、5三振で、防御率は6・00となった。

 5月24日(同25日)のブルージェイズ戦以来、5試合、勝ち星から遠ざかっている(その間3敗)が、前田自身は悲観していない。「全てのボールを改善することができてますし、状態も良くなってきているんですけど、中々結果につながらない。特にスライダーをいいイメージでやっと投げられるようになってきたので、何とか結果がついてくれば、気持ち的に楽になるかなと思います」と前向きに話した。キレを増した変化球を武器に次回登板で今度こそ今季3勝目をつかみにいく。

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