首位・町田に勝ち点2差と迫った3位・G大阪は、26日に敵地で2位・鹿島と対戦する。DF中谷進之介（28）は「僕たちが今季唯一、ホームで黒星を付けられた相手。こっちで土を付けられた分、相手のホームでやり返したい」と“リベンジ”へ意気込んだ。
鹿島は今季ホーム戦6勝3分けで一度も負けていない。さらに対鹿島アウェー戦は7年間勝利なし（3分け4敗）。「相性は悪いみたいですね。今年はそれ（相性の悪さ）を打ち破ってますけど」と暗に9試合ぶりに勝利したC大阪戦などを示しながらジンクス打破に自信を見せた。
20年シーズン以来4年ぶりの6連勝を手にすれば、17年シーズン以来7年ぶりの首位に浮上する可能性もある一戦。だが前節で王者・神戸に競り勝っても浮かれた様子はない。非公開だったこの日の練習も「5連勝しているチームの雰囲気ではないですね。地に足が付いてできている。どこで転げるか分からない怖さがあるし、危機感を持ってやっている」と引き締まったムードだったという。
今後の課題は、より主導権を握った戦い方の構築。チームとして完成されていないからこそ崩壊する可能性もあり、逆に伸び代も残している。不安と自信が同居する状態が、目の前の試合への集中力を高めさせている。