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西武「ナベU」渡辺 ナベQ救った今季1勝 火曜日連敗10でストップ&25年ぶりベルーナDスミ1貢献

スポニチアネックス 2024年6月26日 5時31分

 ◇パ・リーグ 西武1―0日本ハム(2024年6月25日 ベルーナD)

 西武の「ナベU」こと渡辺勇太朗が、「ナベQ」こと渡辺久信監督代行兼GMに「スミ1」完封勝利を届けた。

 チームの「スミ1」は20年9月13日のソフトバンク戦以来で、ベルーナドームでは99年8月28日ダイエー戦以来25年ぶりの快挙。今季6度目の先発で虎の子の1点を死守した右腕は「とにかく0で抑えることを意識して投げた。やっと勝てたので、野手の皆さんに感謝したい」と頭を下げた。

 

 5回1/3を5安打無失点で今季初勝利。6回1死二塁で右手人さし指のマメがつぶれて緊急降板となったが、最後まで本塁を踏ませなかった。5回1死三塁では中島を投ゴロに封じると、続く清宮は150キロ直球で空振り三振。最速153キロの直球を軸に真っ向勝負を挑み「とにかく攻め続ける。“打てるもんなら打ってみろ”という精神で腕を振った」と胸を張った。

 

 前日、自主トレの師匠である高橋が開幕から8連敗で2軍調整となった。入団時から指導を受けてきたエースが苦しむ姿を前に、燃えないわけがない。渡辺も将来のエース候補として期待されるが、21年に4勝を挙げて以降は22、23年ともに1勝止まり。今季は背水の6年目で「1軍のローテーション投手だと自信を持って、毎回試合に臨んでいる」とチームを背負う覚悟が芽生えた。

 

 今季初のカード頭を託され、火曜日の連敗を10で止める好投。14カードぶりに同一カード初戦を白星で飾った右腕に、指揮官は「ピンチでも冷静だった。最近は彼の成長を凄く感じる」とご満悦だった。 (福井 亮太)

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