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「虎に翼」茨田りつ子ステージ衣装姿解禁 歌唱シーンある?番組P明かす「ブギウギ」足立紳氏の脚本協力

スポニチアネックス 2024年6月27日 12時1分

 女優の伊藤沙莉(30)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「虎に翼」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は27日、第64話が放送され、女優の菊地凛子(43)が昨年度後期の前作「ブギウギ」で好演した人気歌手・茨田りつ子役で事前告知なしのサプライズ出演を果たした。同じ役での2作連続朝ドラ出演は異例。一連のシーンは約1分も“奇跡のコラボ”実現にインターネット上には驚きや歓喜の声が相次ぎ、騒然となった。制作統括の尾崎裕和チーフプロデューサーが同局を通じてコメントし、「ブギウギ」の脚本を担当した足立紳氏の協力を明かした。28日放送の第65話にも登場。りつ子がステージ衣装とみられる服に身を包んだ場面写真も公開された。歌唱シーンがあるのか、注目される。

 <※以下、ネタバレ有>

 向田邦子賞に輝いたNHKよるドラ「恋せぬふたり」などの吉田恵里香氏がオリジナル脚本を手掛ける朝ドラ通算110作目。日本初の女性弁護士・判事・裁判所所長となった三淵嘉子氏をモデルに、法曹の世界に飛び込む日本初の女性・猪爪寅子(ともこ)の人生を描く。吉田氏は初の朝ドラ脚本。伊藤は2017年度前期「ひよっこ」以来2回目の朝ドラ出演、初主演となる。

 第64話は、佐田寅子(伊藤沙莉)と多岐川幸四郎(滝藤賢一)は代議士・立花幸恵(伊勢志摩)とともにラジオの婦人向け情報番組に出演。家庭裁判所の存在は広く知られるようになる。寅子の活躍の一方、轟太一(戸塚純貴)山田よね(土居志央梨)、そして大庭梅子(平岩紙)は予想だにしない事態に直面し…という展開。

 梅子が大庭家を捨てた頃、ラジオ局。多岐川は久藤頼安(沢村一樹)に「もっと早く気づくべきだった。殿様判事頼安の最も有効な使い方に」。寅子は「はて。もう少しきちんと説明していただけませんか」と困り顔。ブースの中に目を向けると、そこには茨田りつ子(菊地凛子)の姿があった。「茨田…りつ子さん」と目を丸くした。

 久藤はりつ子に「昔のよしみで、僕の頼みをきいてくれない?」とウインク。多岐川はポスター用の写真を撮った。

 「こうして、殿様判事の驚くべき交友関係により、愛のコンサートに人気歌手・茨田りつ子の出演が決定。家庭裁判所のポスターのモデルも、快く引き受けてくれました」(語り・尾野真千子)

 菊地の朝ドラ出演は「ちゅらさん」「ブギウギ」に続いて3回目。りつ子の朝ドラ登場は「ブギウギ」最終回(第126話、3月29日)以来3カ月ぶり。

 オンエア終了後(午前9時)には「#虎に翼」が1位、「梅子さん」が2位、「茨田さん」が3位、「茨田りつ子」が4位、「#ブギウギ」が5位と関連ワードが「X(旧ツイッター)」国内トレンドのトップ5を独占。大反響を巻き起こした。

 大河ドラマで同じ役を演じたケースは、「秀吉」(1996年)「軍師官兵衛」(2014年)の豊臣秀吉役・竹中直人、「鎌倉殿の13人」(22年)「どうする家康」(23年)の徳川家康役・松本潤ら数例あるが、朝ドラで2作続けて同一人物を演じるのは珍しい。

 同じ時代を描くとあり、初回(4月1日)から前作つながりの“コラボ作劇・演出”が話題を集めてきたが、ついに主要キャラクターが異例の再登場。

 初回、寅子が入団を目指したのは「ブギウギ」の主人公・福来スズ子(趣里)と同じ「梅丸少女歌劇団」。第53話(6月12日)、多岐川の鼻歌は「ブギウギ」のモデル・笠置シヅ子の「東京ブギウギ」。第61話(6月24日)には、レコード会社一覧にスズ子らが所属した「コロンコロン(レコード)」。第62話(6月25日)、ついに寅子の口から「(愛のコンサートに)福来スズ子なんて呼べるわけないでしょう」とスズ子の名前が飛び出し、スズ子やりつ子らの登場に期待が高まっていた。

 ▼制作統括・尾崎裕和チーフプロデューサー 「虎に翼」に茨田りつ子が登場です!初回で寅子が梅丸少女歌劇団に入りたいと願った時から気づいていた方もいらっしゃったかと思いますが、「虎に翼」と「ブギウギ」は同じ時代、そして世界を描いています。今回、茨田りつ子役の菊地凛子さんにご出演いただき、その登場シーンの脚本は足立紳さんにご協力いただき、ついに「ブギウギ」と「虎に翼」のコラボが実現しました。果たして「愛のコンサート」はどうなるのか?明日の放送を是非ご覧ください!

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