◇セ・リーグ 阪神-中日(2024年6月27日 甲子園)
阪神・佐藤輝が紙一重の積極走塁を披露した。
5回1死、左中間へはじき返すと、一塁を蹴って一気に二塁へ。左翼・細川からの好返球もあり、タイミングは完全にアウトだった。しかし頭から滑り込んで、タッチをかわすように上体をひねりながら、右手で二塁ベースにさわることを狙った。努力のかいなく、二塁塁審は「アウト」をコール。それでも佐藤輝は左手を大きく振って岡田監督へ、審判団へのリクエストを要求した。岡田監督は苦笑いしながらベンチを出てリプレー検証を求めた。
佐藤輝の手が一瞬早く、ベースにふれたようにも見えたが、判定は変わらず「アウト」。甲子園は“抗議”の悲鳴に包まれた。