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【バレー男子】日本 高橋藍不在もカナダを圧倒!ストレート勝ちで4強 エース石川26得点爆発でリベンジ

スポニチアネックス 2024年6月28日 1時40分

 バレーボールのネーションズリーグ男子決勝トーナメントが27日(日本時間28日)、ポーランド・ウッジで準々決勝が行われ、世界ランク2位の日本は同9位のカナダと対戦。3―0(26-24、25-18、26-24)で勝利して準決勝進出を決めた。

 26日(同27日)にパリ五輪1次リーグ組み分け抽選が行われ、日本はC組に入り、米国、アルゼンチン、ドイツと戦うことが決まった。いよいよ本番ムードが高まる中、ネーションズリーグ1次リーグフィリピン大会で2-3で敗れたカナダと対戦。組は違うがパリ五輪に出場する相手。リベンジして嫌な印象を払拭したかった日本は高橋藍がフィリピン大会で負傷離脱したものの、エース石川祐希を中心に攻撃陣が爆発した。

 第1セットではエース石川祐希が爆発。序盤から強烈なスパイクにブロックでチームをけん引すると、22―22から26―24のセットカウントを奪うまでの4点をすべて石川が決めた。

 第2セットでは大塚達宣が躍動。バックアタックにサービスエースと攻撃の中心となり、序盤からリードを奪った。さらに西田有志、小野寺太志らも力を発揮して25―18と大差をつけて奪った。

 勝利に王手をかけた第3セットは序盤にリードを許す展開も、石川が19-20の場面でサービスエースを決めて流れを引き戻した。その後、第1セットに続くデュースとなったが、最後は石川が両チーム最多26点目となるスパイクを決めて26-24と逆転。3-0のストレートでカナダを圧倒した。

 試合後、石川は「勝ち切ったのはよかった」としながらも「リードしていて連続得点を取られて追いつかれる展開は反省」と浮かれる様子はなかった。また「負けたら終わり。そこは五輪も予選の後に決勝トーナメントがある。そこをイメージしながら入ろうと」と、五輪を見据えた試合の入り方を意識していたことを明かした。

 準決勝ではスロベニアとアルゼンチンの勝者と対戦する。目標の決勝進出へ「カナダ以上の力を持ったチームが上がってくる。もう一度、自分たちのサイドアウトをしっかりと切るバレーを続けていきたい」と語った。

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