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阪神・大山が復活のV撃 復帰5戦目で初「何とか村上のために、どんな形でも…と思っていた」 

スポニチアネックス 2024年6月28日 5時18分

 ◇セ・リーグ 阪神8-1中日(2024年6月27日 甲子園)

 大山が21日の復帰から5戦目で初の決勝打を放った。7回無死一、三塁から梅津の132キロスライダーを左前へ運び、均衡を破った。初回1死一、三塁の先制機を遊ゴロ併殺でつぶした悔しさを晴らした。

 「初回に最低限の仕事ができていたら、もっと違う展開になった。反省しかない。村上が粘って投げてくれたので、何とか村上のために、どんな形でも…と思っていた。いい結果になって良かった」

 同世代の近本が今季初めて先発を外れた一戦だった。2軍再調整を強いられた5日の楽天戦以降、プロ初の4番を務めてくれた盟友。代役として慣れない打順で貢献した一方、21日のリーグ戦再開後は4試合計18打数1安打と調子を落とした。次は自分が助ける番――。ベンチから送られる仲間の熱視線を力に変え、戻ってきた4番打者として4得点の口火を切った。

 「その後に追加点を取って、いい流れで行けたので、本当に良かった。まだまだ反省する点が多い。また準備して明日から頑張る」

 8回、島田からの3連打で5点目を奪った直後の第4打席では四球を選び、前川の2点二塁打と佐藤輝の犠飛を誘発。2イニングで計8打点を稼いだ打順3~6番の中心で役割を果たした。9回2死、二塁・中野からの一塁送球を受け、岡田監督通算700勝のウイニングボールもゲット。当初予定されていたヒーローインタビューを前川に譲る男気も見せた。打線、そして猛虎の「核」が、ようやく真価を発揮し始めた。(八木 勇磨)

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