◇セ・リーグ 阪神8-1中日(2024年6月27日 甲子園)
阪神・岡田監督がプロ野球20人目の監督通算700勝に到達した。阪神監督では512勝とし、藤本定義の球団最多514勝まであと2に迫った。
「全然、忘れていましたけどね。これはもう積み重ねなので、長いことやっていたら、増えていくと思う」
開幕から71試合目で大きな決断をした。リーグ戦再開後、18打数1安打の近本を先発から外した。不振理由では監督復帰2年目で初めてだった。「ずっと悪かったから。いい機会やったからな」。代わりに1番中堅で起用した島田が2安打1四球。きょう28日ヤクルト戦も「これで外したら島田が怒るやろ」と先発継続を示唆した。
快勝後に700勝のパネルを掲げて記念撮影。球団のグッズ担当者によると、このパネルを近く販売するという。昨季の600勝の記念パネルは19万8000円の高額にもかかわらず、ネットで受け付けわずか38秒で売れた。苦しみながらも広島を3・5ゲーム差で追う2位につける今年も、ファンの熱い支持はきっと不変だ。 (倉世古 洋平)