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天海祐希 超人気俳優との初共演で「物凄いな」と思ったこと「美学がちゃんとあって」「アイデアが凄い」

スポニチアネックス 2024年6月28日 12時11分

 女優の天海祐希(56)が27日深夜放送のTOKYO FM「TOKYO SPEAKEASY」(月~木曜深夜1・00)に出演。俳優・木村拓哉(51)との共演を振り返った。

 この日は女優の内田有紀とトークを展開。天海は20日に最終回を迎えたテレビ朝日系のドラマ「Believe-君にかける橋-」に木村演じる主人公の妻役として出演した。

 内田は木村の印象について「凄く真面目でね、芝居に対してどん欲な方ですよって話はしましたけど」と語ると、同作で木村と初共演した天海は「実際にそうだった。本当に」と同調した。

 「何て言うんだろう、彼が絶対に持っていたいという美学がちゃんとあって。それがちゃんと根底にあるから。逸脱していかない。それは良くも悪くも。それって凄いことだと思ってとても見ていたんですね」と回顧した。

 「でももっと凄いなと思ったのは現場での居住まい」と天海。「セットチェンジしたり、照明をチェンジしたり、カメラ位置をチェンジしたりすることって、10分15分ぐらいかかることがあるんですよ。でもその時もセットから出て行かないわけ。ずっと邪魔にならないところに立っていながら、セットチェンジ、カメラのチェンジを見てるの」とし、セットチェンジが終わると通常は演出助手や美術担当がテーブルの上に置いてあった物を再現するが、「彼はその方たちが来る前に自分でポンポンポンポンって直していくんですよ」と証言した。

 「それってどこに何があったかちゃんと位置を見てないとできないことで、あっ、こういう所を細かく見てるんだって凄く。わあ凄いなって思った」と振り返った。さらに「後、これ動かしておかなきゃダメだなって思ったのに、同じタイミングでポンって手が出る。あ、この人凄い、と思って」と続けた。

 それは「自分が凄いっていう意味じゃなくて、あ、こういうところも細かく見てるんだなというところにも感激したし、これをこうしなきゃって思うタイミングが一緒だったりする人って、私2人目なんですよ」と話し、「だからやっぱりこういうところに気が付いたり、彼がいることによって現場の疾走感が違った。私は客観的に見てるから凄く面白かった。木村拓哉という人の撮影の現場を見てみたかったというのもあるから」と称賛した。

 「あと物凄いなと思ったのは、アイデアが凄い。アイデアをいっぱい出す。あれ凄いですね」と感心した。「彼がこれをこうしたいっていうのは、セリフを変えるということではなくて。で、現場で台本開けないしね」とも話し、「それでいくつか“こういうふうになってたから、ここをこういうふうにしたいんだ”って提案をしてくれる。私も“それいいんじゃない”、とか、私も“そうされるんだったらこうしますね”とかいうアイデアを出せる。で、あたしが“こうしたいんですけどいいですか”っていうことを言うと、“もちろんもちろん”っておっしゃって」と振り返った。

 「なんかこの演技のアイデアを出し合うことを凄く楽しんでいるし」としみじみ。内田は「意外と木村くんのそういう2人のセッションでお芝居が動いていってる感じっていうのはドラマ見ててもありましたね」と語った。

 また天海は「ああこういうことを考えるんだなと思ったのが、最終回で一番最後違う橋を建て直しているということで。“おい橋屋!”って言われて下から上がって来て、あの時にちょっと滑って胸元に下げてたリング、あれは木村くんのアイデアですからね。ちょっと下がって、それをしまいつつ上がって来てっていうのとか、1個1個のことが肉付けされる、(主人公の)狩山陸としての肉付け、それが豊かになればなるほどやっぱり作品も豊かになるし」と打ち明けた。 

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