日本将棋連盟関西本部は28日、大阪府高槻市に10月完成予定の新関西将棋会館の建設資金に充てるふるさと納税型クラウドファンディングの第5期が7月1日正午に受付開始するのに合わせ、そのラインナップを説明した。
目玉は藤井聡太王将（21）＝7冠＝が福間香奈女流5冠（32）と二つ折り屏風色紙に直筆で揮毫（きごう）したコラボ色紙。1枚100万円で、限定3枚用意される。
同本部によれば、高額のため揮毫（きごう）する言葉は応募者が出てから本人と相談の上、決めるという。男女の最多タイトルホルダーである両者によるコラボ商品は初めてで、計12冠の色紙の行方は注目を集めそうだ。
他に谷川浩司17世名人（62）、18世名人資格保持者の森内俊之九段（53）、19世名人資格保持者の羽生善治九段（53）の3人が一つの扇子に揮毫した直筆扇子が200万円、来年1月5日に新関西将棋会館で実施する豊島将之九段（34）と菅井竜也八段（32）による新春対局観戦が5万円と設定された。
21年7月から始まった同クラウドファンディングは今回の第5期で最後となる。