プロボクシングWBA世界バンタム級王者の井上拓真(28=大橋)が28日、都内で『井上尚弥・井上拓真出演!エキサイトマッチSP「井上尚弥vsネリ」「井上拓真vs石田匠」』(7月15日午後9時からWOWOWライブ)の収録を行った。
兄で世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(31=同)とともに5月6日、石田匠(32=井岡)戦を解説。1回にダウンを喫しながらも3ー0の大差判定勝ちした一戦に「とりあえずジャブで競り勝てた、そこだけですかね」と振り返った。
2月のジェルウィン・アンカハス(フィリピン)戦から約2カ月の試合間隔で石田戦に臨んだ拓真は次戦について「ちょっと空けて。年内にはやると思う」と今回は間隔を空ける方針を明かした。スパーリングも「来週から始めて次につなげたい」と話した。
主要4団体を日本人王者が独占するバンタム級にも言及。WBC同級王者の中谷潤人(26=M・T)との統一戦の可能性について「お互い勝ち進めば、統一戦臨んでいるので、決まれば楽しみな試合になる」と改めて意欲。兄・尚弥は「VS武居由樹(が見たい)」と同門選手の名前を出して笑いを誘ったが「WBC(中谷潤人)もIBF(西田凌佑)の王者も強い。同じサウスポーですしね。流れがあると思うが、どちらに決まっても楽しい試合になると思う」と歓迎した。
また兄に続く4団体統一を掲げる拓真は「気持ちに変わりはない。そこを目指してやっている」と改めて野望を口にした。