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【陸上】異例17人決勝 男子1500mは飯沢V「誰かを責めることはやめて」予選で転倒、一度失格も救済

スポニチアネックス 2024年6月28日 19時26分

 ◇陸上・日本選手権第2日(2024年6月28日 新潟・デンカビッグスワンスタジアム)

 パリ五輪代表選考会を兼ねて行われ、異例の17人が出場した男子1500メートル決勝は、3分37秒08の大会新で飯沢千翔(住友電工)が制し、2年ぶり2度目に優勝を飾った。

 前日(27日)の予選2組で大アクシデントが発生。22年同種目優勝の飯沢千翔(住友電工)ら複数人が転倒した。日本陸連によると、オープン参加のキプチルチル(コモディイイダ)が飯沢を押して飯沢が転倒。飯沢に巻き込まれる形で転倒した荻久保寛也(ひらまつ病院)、高橋佑輔(アス・ラボ)、塩原匠(順大)、栗原直央(城西大)、井内優輔(山陽特殊製鋼)の5人が救済されることになった。

 転倒の原因は飯沢にあったとして一度は失格となった飯沢だが、その後の抗議および上訴の末に飯沢の救済も決定。本来は予選1、2組の各組上位6人による12人での決勝だったが、6人救済(井内は欠場)で異例の17人での号砲となった。

 切れ味抜群のスパートでレースを制した飯沢は「大会新でビックリしている。力まず、最後だけ切り替えた」とし、「予選でアクシデントがあって。SNSでいろんな憶測が飛び交っていると思うけど、レース中は全力ですし、誰が悪いということはないと思うので、誰かを責めることはやめてほしいなと思います」と話した。

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