◇セ・リーグ 巨人－広島（2024年6月28日 東京ドーム）
西武から巨人のトレードで加入した若林楽人外野手（26）が28日の広島戦（東京D）で途中出場し、新天地デビューを飾った。
1点リードの7回1死走者なしから、戸郷の代打で打席に立った。広島の2番手左腕・黒原と対峙し、フルスイングも見せたが右飛に倒れた。
若林はこの日、出場登録され、1軍に合流。右翼でノックを受けた後は一塁で阿部監督、亀井外野守備走塁コーチと走塁について会話。フリー打撃は岡本和、吉川、ヘルナンデスの班で行った。
1軍での練習後、取材に応じ「遠慮することなく、自分のできることを全力でやりたい」と意気込んだ。
24日に松原聖弥外野手（29）との交換トレードが発表された。26日の入団会見では「スピード感ある野球が持ち味。一からのスタートだと思ってプレーしていきたい」と意気込みを語っていた。その後、イースタン・日本ハム戦に「3番・左翼」で出場。移籍後初めて巨人のユニホームを着てのプレーだったが、4打数無安打だった。
新人だった21年に44試合の出場で20盗塁をマーク。チームに手薄な右打ちの外野手で、西武時代に2軍では二塁手でも出場。「（内野は）まだまだへたくそ。チャンスがあるならもっともっと練習して、そういうところに関わっていきたい」と意欲を示していた。
◇若林 楽人（わかばやし・がくと）1998年（平10）4月13日生まれ、北海道出身の26歳。駒大苫小牧から駒大を経て20年ドラフト4位で西武入り。通算成績は127試合で打率.230、6本塁打、25打点、29盗塁。1メートル77、75キロ。右投げ右打ち。