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尚弥 WBAベルトはく奪も「全然いい」 相手プロモーターの発言に嫌悪感「結構嫌がらせチックな感じ」

スポニチアネックス 2024年6月29日 5時31分

 プロボクシング世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(31=大橋)が28日、都内で取材に応じ、指名試合を通達されたWBAの王座保持にこだわらない姿勢を強調した。

 今月中旬、WBAから同級1位ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)との指名試合を9月25日までに実施するよう命じられた。スーパー王者の井上は、本来18カ月の指名試合の期限が設けられるはずだが「指令が出たタイミング、相手のプロモーターの発言にしろ結構嫌がらせチックな感じ」と不満顔。それでもすでに4団体を統一したことで「別にベルトにもうこだわりはない。それで剥奪させるなら全然いい」と次戦では指令に応じない構えを示した。

 次戦は、9月に首都圏で元IBF同級王者でWBO世界同級2位テレンス・ジョン・ドヘニー(アイルランド)との防衛戦を行うことが濃厚。27日からはスパーリングを開始したことを報告し、「来月どこかで発表があると思う」と正式決定間近であることも示唆した。 (伊東 慶久)

《3度目防衛戦の拓真「年内に」 中谷と統一戦意欲》

 ○…WBA世界バンタム級王者の井上拓が年内に3度目の防衛戦を行う方針を明かした。2月のアンカハス戦から約2カ月後の5月の防衛戦に臨んだ拓真は「次はちょっと(間隔を)空けて。年内にはやると思う」と話した。WBC同級王者の中谷潤人(M・T)との統一戦の可能性についても言及し「お互い統一戦を臨んでいる。決まれば楽しみな試合になる」と意欲。兄・尚弥は「VS武居由樹(が見たい)」と同門選手の名前を出して笑いを誘った。

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