◇パ・リーグ オリックス3ー4ロッテ(7回降雨コールド)(2024年6月28日 ZOZOマリン)
オリックスはグラウンド内外で雨に泣いた。予定より41分遅れて開始した一戦は、1点を追う7回裏に27分間中断の末に降雨コールド負け。開始前の待機時間と中断時間に納得のいかなかった中嶋監督や水本ヘッドコーチらは、三塁ベンチ裏で約5分間も審判員に詰め寄った。指揮官は怒りを爆発させた。
「俺らはな、(選手)30人の生活がかかっとるんじゃ!」
試合前は大雨で東海道新幹線が一時運転を見合わせた影響で、乗車していた選手やチーム関係者が愛知・豊橋駅で約40分間も“缶詰め状態”となった。予定より1時間遅れてZOZOマリンに到着し、練習時間の時短を余儀なくされた。初回に森の適時打で先制するも、試合前時点で15回2/3連続無失点だった先発のエスピノーザが6回2/34失点。受難続きの結末に指揮官は「(後味が)悪すぎるわ」と怒りが収まらなかった。(阪井 日向)