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日本ハム・伏見 1軍復帰いきなりマルチ安打 チームは3連敗「ここでずるずる行きたくない」

スポニチアネックス 2024年6月29日 6時1分

 ◇パ・リーグ 日本ハム1―5ソフトバンク(2024年6月28日 エスコンF)

 結果が全ての1軍の舞台。時に進塁打などの自己犠牲も求められ、好き放題打てるわけではない。日本ハム・伏見も「少し積極性が薄れていたところがあったので、2軍では積極的に振ることを意識してきた」。この日に最短で1軍復帰し、いきなり磨いてきた打撃を発揮した。

 まずは2回。マルティネスのソロで同点に追いつき、なおも2死一塁でスチュワートの初球156キロ直球を中前に運んだ。さらに7回には再び初球150キロ直球を左中間にはじき返す二塁打。5月21日のオリックス戦(エスコン)以来のマルチ安打にも「結果が出て良かったが、チャンスで打つことができれば」と反省も忘れなかった。

 今季は田宮の台頭もあって出場機会が減少。打席数を増やすため、17日から10日間限定で2軍調整を命じられた。22年オフにFA加入後、初めての2軍生活。達、阪口、斉藤らと寮のロビーで1軍の試合をテレビ観戦し「若い子たちの“あそこ(1軍)でやりたい”という強いエネルギーを感じた」と、刺激をもらって帰ってきた。

 チームは引き分けを挟み3連敗。伏見は「ここでずるずる行きたくない。まだ経験のないチーム。全員で束になっていければ」と現状打破を誓った。(清藤 駿太)

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