元プロ野球選手でタレントの長嶋一茂（58）が29日、米国時間28日に行われた大リーグのドジャース―ジャイアンツ戦を中継した「ABEMA」で数十年ぶりの野球解説を務めた。
試合前のスタジオトークでは、実況の生明辰也アナウンサーが「ここからは対戦相手ジャイアンツの情報をお伝えしていきます。現在セ・リーグでは4位ということで、一茂さん、昨日は丸のホームランもありまして、いい当たりも出ましたけどジャイアンツどう見てますか？」と大リーグのジャイアンツではなく、日本の読売ジャイアンツについて振るというまさかの悪ノリ。
これに対して長嶋は「いやー、今年から阿部監督になってね、チームもいろいろ…」と一切の表情を変えずに冷静沈着に応答すると、生明アナウンサーが「ノってくださるんですね（笑い）」と苦笑いで返した。長嶋は「何これ！ドッキリみたいな解説やめてよ！こっちは初めての（ABEMA）解説で慣れてないんだから」と持ち前の天然ぶりを披露して、スタジオを沸かせた。
長嶋が「解説はもう何年やってないんでしょうね、解説をクビになってから」と自虐的に話すと、同じく解説を務めた元ツインズの西岡剛氏が「クビにはなってない！！」と即座にフォロー。続けて長嶋が「10年とか15年とかやってないのかな？東京ドームで解説したのが最後な気がする。でもそれが何年前か覚えてないくらい」と数十年ぶりの解説であることを明かした。
さらに長嶋は「仕事は野球解説をメインでやりたいんです！バラエティなんかやってる場合じゃないんです！」と胸のうちを明かすと周りから「お茶の間の顔ですから」とツッコミが入った。