◇陸上・日本選手権第3日(2024年6月29日 新潟・デンカビッグスワンスタジアム)
女子800メートルで、東大阪大敬愛高2年の16歳・久保凜が30日の決勝に進出した。
予選3組で前日(28日)に1500メートルを制した田中希実(ニューバランス)、17、18年日本選手権連覇の北村夢(エディオン)、19、21年日本選手権優勝の卜部蘭(積水化学)と激突。ハイレベルなレースで、16歳が力走を見せた。
序盤から先頭に立つと、そのままトップでゴール。自己ベスト2分3秒50に肉薄する2分3秒60で、2分4秒36で3着だった田中に先着した。
久保は「初めての日本選手権。優勝を狙っている。予選を1着でゴールできて安心している。今のところ体は動いているので100点かな。高校記録(2分2秒57)やパリ五輪の参加標準記録(1分59秒30)を切れるように頑張りたい」と闘志を高めた。