◇セ・リーグ ヤクルト6―1阪神(2024年6月29日 神宮)
ヤクルト・奥川恭伸投手(23)が今季2勝目を本拠地マウンドで飾った。
995日ぶりの神宮での勝利。大観衆に「お帰り!」「オメデトウ!」と祝福され、笑顔を輝かせた。
奥川自身はコロナ禍で入場制限の神宮スタンドしか知らない。「満員の神宮は初めての経験。たくさんの力をもらった」と感謝した。
2022年の3月29日・巨人戦で右肘痛を発症してマウンドを降りて以来、823日ぶりの神宮での登板だった。
前回流した涙はない。奥川は「次の試合もしっかり勝てるよう頑張る」と力を込めた。
6月14日のオリックス戦で980日ぶりの復活勝利を飾ってから中14日。序盤こそ制球に苦しんだが5回1失点の好投で、チームの連敗も「4」で止めた。
勝つことが当たり前。そんな頼もしい奥川が帰ってきた。