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広島 接戦制し、東京D今季初勝利 菊池V弾「バットに当たればいいなと…」新井監督「しびれた」

スポニチアネックス 2024年6月29日 17時35分

 ◇セ・リーグ 広島2-1巨人(2024年6月29日 東京D)

 首位・広島は29日、巨人を2―1で下した。東京ドームでは今季初勝利となった。

 先発登板した右腕・大瀬良は7回1死二、三塁として降板も救援陣がピンチを無失点に抑えた。大瀬良は6回1/3を4安打無失点で、連続イニング無失点記録を球団歴代単独2位となる35回1/3に伸ばした。2009年大竹の43回の球団記録に7回2/3と迫った。

 4番手の島内が同点に追いつかれたが、9回2死走者なしから菊池が値千金の勝ち越しソロ。守護神・栗林が1点のリードを守り切った。

 菊池は「バットで迷惑かけてるので…いつも持ってるだけになっちゃってるので。当たればいいなと思って打席に入った。良いところに当たってくれたのでよく飛んでくれた。良かったです」と安どの表情。

 「毎試合ピッチャーに助けてもらってばかり。何とかしたいと思ってやってるが、うまくいかなくて大変。前向いてやるしかないと思っている。入って良かった」と振り返り、「明日もバットに当たればいいなと思って、強い意思を持ってやっていきたい」と結んだ。

 新井監督は「私もしびれましたし、よく頑張ってくれた」とナインをねぎらった。「大地は粘り強く素晴らしいピッチングだった。(交代は)球数もあったが、うちにはブルペン陣、良い投手がたくさんいる。なんとしても逃げ切るぞという意思表示だった」と振り返った。

 8回、ピンチをつくった島内に直接マウンドへ向かって声をかけた。「相手は、ジャイアンツで一番振れてる怖いバッター。でも、そんなの関係ないから思い切って腕振ってど真ん中へ投げ込んで来いと伝えた。島内も気持ちが乗った良いボールだった。堂林も惜しかった。もう少しで惜しいプレーでした。岡本選手を抑えて追い越されなかったのが大きかった。よく踏ん張った」と勝ち越しを許さなかった粘りを称えた。

 また、決勝弾の菊池を「期待していた。期待通りの前で拾ってくれた、彼らしいホームランだった」と絶賛した。

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