Infoseek 楽天

【欧州選手権】開催国ドイツ デンマーク撃破で2大会ぶりの8強入り!VAR判定が“明暗”分ける

スポニチアネックス 2024年6月30日 6時22分

 ◇欧州選手権決勝トーナメント1回戦 ドイツ2―0デンマーク(2024年6月29日 ドルトムント)

 サッカーの24年欧州選手権(EURO)ドイツ大会は、29日からいよいよ決勝トーナメントに突入。開催国ドイツ(A組1位)はデンマーク(C組2位)に2―0と勝利。後半8分にFWハーバーツ(25=アーセナル)がPKから先制ゴールを決めると、同23分にはMFムシアラ(21=Bミュンヘン)が今大会得点ランクトップに並ぶ3点目をマークするなど活躍。雷雨によって前半途中に一時中断するなどアクシデントがあった一戦を制し、2大会ぶりの8強進出を果たした。

 ドイツは前半4分、左CKからシュロッターベック(ドルトムント)が頭でゴールネットを揺らすも得点は認められず。競り合いの場面で相手選手への反則があったと主審に判定され、スタジアムからは大ブーイングが起こった。

 試合が進むと前半35分、スタジアムに雷の音が鳴り響くなど激しい雷雨の影響によって一時中断となるアクシデントが発生。約20分程度ベンチ裏で待機した後に再開となると同37分、左サイドのラウム(ライプチヒ)からのクロスをハーバーツ(アーセナル)がヘディングシュート。しかし、これはGKの正面をつきゴールとはならなかった。

 前半45分にカウンターを受け、ゴール前で決定機を作られるがGKノイアー(Bミュンヘン)が抜群の飛び出しでシュートをブロック。0―0のまま前半を終えると、後半4分にはゴール前の混戦からアンデルセン(クリスタルパレス)にネットを揺らされるもVARによってオフサイドと判定され命拾いした。

 すると同6分、左サイドでこぼれ球を拾ったラウムのクロスが相手のハンドを誘発。VAR判定によって今度は主審自らオンフィールドレビューを確認し、アンデルセンの右腕に当たったとしてPKを指示。このチャンスをハーバーツが確実に決め、待望の先制ゴール。一方、アンデルセンにとってはほんの数分間で自らのゴールが取り消され、相手PKを与えてしまう“悪夢”に襲われた。

 先制ゴールで勢いに乗るチームは後半23分に追加点。シュロッターベックからのスルーパスで抜け出したムシアラが相手GKをよく見ながら右足でゴールへと流し込み、今大会得点ランクトップに並ぶ3点目。2―0と勝利し、2大会ぶりの8強進出。7月5日の準々決勝ではスペイン―ジョージア戦の勝者と激突することになった。

この記事の関連ニュース