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大谷翔平 6月月間12発は球団歴代3位タイ 6月男が球団史にまた名を刻んだ 3度目月間MVPも有力

スポニチアネックス 2024年6月30日 9時58分

 ◇ナ・リーグ ドジャース―ジャイアンツ(2024年6月29日 サンフランシスコ)

 ドジャースの大谷翔平投手(29)が29日(日本時間30日)、敵地サンフランシスコでのジャイアンツ戦に「1番・DH」で先発出場。第2打席で2試合ぶりの一発となる26号を放った。

 ジャイアンツはこの日はブルペンデー。初回は左腕ミラーの前に空振り三振に倒れたが、右腕ハワードと対戦した第2打席で大谷のバットがさく裂した。1―1の3回1死走者なし。カウント1―2と追い込まれたが、6球目の甘く入ったスライダーを強振。打球速度109.7マイル(約176.5キロ)、35度の角度で中堅方向へ伸びた打球は412フィート(約125.5メートル)地点で弾んだ。日本選手初のスプラッシュヒットはならなかったが、これでメジャー通算197本塁打とし、節目の200本塁打まであと3。本塁打ペースはこれで自己最多を更新する50発ペースとなった。

 地元メディア「ドジャー・インサイダー」は公式Xで6月の月間本塁打記録を紹介。6月の月間最多は1985年のペドロ・ゲレーロの15本が最多で、2位は2017年のコディ・ベリンジャーの13本、大谷が12本で2000年のゲリー・シェフィールドらに並ぶ3位タイとなった。

 大谷は25、26日のホワイトソックス戦で、球団では初めてとなる敵地での2戦連続先頭打者本塁打を記録。28日のジャイアンツ戦ではメジャー史上4人目の3戦連続先頭打者本塁打に期待が集まったが、球審の微妙なストライク判定にも泣いて見逃し三振に倒れ、快挙達成はならなかった。それでも1安打を放って打率.322は両リーグトップをキープ。リーグトップを走る本塁打とともに順調に成績を伸ばしている。

 6月は2試合を残し打率.311、11本塁打、23打点で、6月は3度目、通算でも5度目の月間MVPが有力な情勢。これで最近12試合では9本目の一発を放った大谷に対し、デーブ・ロバーツ監督は試合前に「翔平は明らかに楽しい人で、それが彼の特徴。彼は規律正しく、それは予想通りだったが、彼がこんなにもコーチの指導を受けたがっているかは分かっていなかった。打つこと、走ること、私自身も彼といろいろなことを話した。素晴らしい才能を持ちながら、もっと上を目指したいという思いが強く、野球を愛している。とてもいいこと」とどん欲な姿勢を評価していた。

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