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審判団がまさかの“勘違い2連発”投手交代できません、いやできるでしょ?で2度中断 阿部監督苦笑い

スポニチアネックス 2024年6月30日 16時25分

 ◇セ・リーグ 巨人―広島(2024年6月30日 東京D)

 東京ドームで30日に行われた巨人―広島12回戦で、審判団の勘違いにより2度、ともに数分間にわたって試合が中断する場面があった。

 まずは巨人が3―0とリードして迎えた6回表、広島の攻撃中だった。

 巨人の先発右腕・菅野が1死一、二塁としたところで74球で降板。2番手左腕・高梨が最初に打席へ迎えた坂倉に右翼線へ適時二塁打されて1点返され、代打・堂林を空振り三振に打ち取って2死二、三塁となった。

 ここで、広島の新井監督は左打者の矢野に代わって右打者の二俣を代打にコール。すると、巨人ベンチも動いて杉内投手チーフコーチがマウンドへ向かい、さらに阿部監督もベンチを出て山路球審に投手交代を告げた。

 高梨もマウンドを降りてベンチへ戻ろうとしたが、ここで審判団が集まってなぜか協議開始。結局、責任審判の川口一塁塁審が“ごめん、ごめん”というようなジェスチャーを見せながら恥ずかしそうに巨人ベンチへ向かって説明した。

 これに阿部監督は“ほらぁ~!”と口が動いて、苦笑い。コーチ陣は慌ててブルペンと連絡を取り直し、高梨から3番手右腕・船迫にスイッチ。広島も代打の代打に左打者の松山を起用した。

 なお、試合再開前にマイクを握った川口審判員は「責任審判の川口です。お待たせいたしました。申し訳ありません。えーと、ピッチャー交代させられないと勘違いしたんですが、ピッチングコーチが(ラインをまたいで)帰っていないので交代することができますので、ピッチャー交代いたします」と場内アナウンス。数分の中断後、試合再開となった。

 ただ、これだけでは終わらなかった。船迫が後続を断って無失点で6回を切り抜け、3―1のまま迎えた7回にも一度はマウンドへ。

 だが、広島はここで代打に左打者の大盛を起用。これを見た巨人の阿部監督は投手交代をしようとベンチを出た。しかし、ここでも”投手交代はできない”と山路球審が説明したようで、阿部監督は再び苦笑い。結局、投手交代は認められて4番手左腕・中川にスイッチとなった。

 なお、この場面では審判団から場内への説明はなかった。

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