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【陸上】凄いぞ久保凜 800m衝撃V!「勝ち切ることができてうれしい」田中希実にまた勝った!!

スポニチアネックス 2024年6月30日 17時0分

 ◇陸上・日本選手権最終日(2024年6月30日 新潟・デンカビッグスワンスタジアム)

 女子800メートル決勝で、東大阪大敬愛高2年の16歳・久保凜が2分3秒13の自己ベストをマークして初優勝を飾った。高校2年生での同種目制覇は99年の西村美樹以来、25年ぶり。女子初の中長距離3冠を狙った田中希実(ニューバランス)に勝ち、快挙を達成した。

 最初の1周は3番手で通過。残り300メートルで田中が先頭に立つと、久保もギアチェンジして先頭を奪い返し、そのままトップでフィニッシュ。「勝ち切ることができてうれしい」と笑みを浮かべた。

 前日(29日)の予選で全体トップの2分3秒60をマークして3組1着で通過。スタートから前に出る積極的な走りを見せ、終盤は田中らの猛追を振り切った。「もう少し余裕があったので。決勝は、予選より良いタイムで終われるようにしたい」と意気込んでいたファイナルでも激走。4月の金栗記念選抜中長距離大会、今大会の予選に続いて田中を直接対決で上回った。

 予選後は、田中から「注目度が増しても彼女は自分の走りに集中している。一緒に走っていて心地いい」と評されるほど。サッカー日本代表の久保建英(レアル・ソシエダード)をいとこに持つ16歳が、初出場の日本選手権で無限のポテンシャルを見せつけた。

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