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【陸上】久保凜“勝負鉢巻”でV!進化呼んだ“単独練習” 妥協許さず自ら追い込む

スポニチアネックス 2024年6月30日 17時17分

 ◇陸上・日本選手権最終日(2024年6月30日 新潟・デンカビッグスワンスタジアム)

 女子800メートル決勝で、東大阪大敬愛高2年の16歳・久保凜が2分3秒13の自己ベストをマークして初優勝を飾った。高校2年生での同種目制覇は99年の西村美樹以来、25年ぶり。女子初の中長距離3冠を狙った田中希実(ニューバランス)に勝ち、快挙を達成した。

 昨年の全国高校総体を1年生で優勝。今季はシニアのレースに参戦し、金栗記念から5月の静岡国際、木南記念とGPシリーズ3連勝を飾った。6月16日の近畿高校総体で2分3秒50をマークし、自身の持っていたU18日本記録を更新。9カ月前の全国高校総体から3秒近くタイムを縮めた。

 東大阪大敬愛高陸上部で駅伝(長距離)を束ねる野口雅嗣監督から独自のメニューを与えられ、普段の練習は基本的に1人で走る。自分で考え、自分で追い込む。だから、日本選手権でも予選から想定したペースを貫けた。

 この日はチームカラーのピンクの勝負鉢巻を額に巻いて激走。「優勝が自信になる。次は五輪や世界選手権に出られるようにしたい」と明るい未来を見据えた。

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