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【陸上】800mで衝撃Vの16歳・久保凜「絶対出るんだという気持ちで」視線は25年東京での世界陸上へ

スポニチアネックス 2024年6月30日 17時35分

 ◇陸上・日本選手権最終日(2024年6月30日 新潟・デンカビッグスワンスタジアム)

 女子800メートル決勝で、東大阪大敬愛高2年の16歳・久保凜が2分3秒13の自己ベストをマークして初優勝を飾った。高校2年生での同種目制覇は99年の西村美樹以来、25年ぶり。女子初の中長距離3冠を狙った田中希実(ニューバランス)に勝ち、快挙を達成した。

 最初の1周は3番手で通過。残り300メートルで田中が先頭に立つと、久保もギアチェンジして先頭を奪い返し、そのままトップでフィニッシュ。「勝ち切ることができてうれしい」と笑みを浮かべた。

 パリ五輪参加標準記録は日本記録を上回る1分59秒30というハイレベルな記録でクリアできず。「狙っていたタイムがあったので、少し悔しい部分はある」と話した。

 来年には東京で世界選手権が行われる。「来年の世界選手権や(ロサンゼルス)五輪は4年後になるけど、そこに絶対出るんだという気持ちで今日からやっていきたい」。優勝の歓喜に浸ることなく、早くも次の目標を掲げた。

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