◇陸上・日本選手権最終日(2024年6月30日 新潟・デンカビッグスワンスタジアム)
男子100メートル決勝で、元日本記録保持者の桐生祥秀(日本生命)は10秒26(向かい風0・2メートル)の5位で、4年ぶりの日本一に届かなかった。
前日(29日)の準決勝は10秒20(追い風0・1メートル)。「準決勝からもう2ステップ段階上げないと勝てない。明日しっかり集中したい」と闘志を高め、運命の号砲を迎えていた。
春先は高熱や腰の違和感などで練習が満足に積めず、苦しいシーズンイン。日本最高峰の舞台も懸命に駆けたが、ライバルに屈した。