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巨人・大勢 64日ぶり8S目もお立ち台では脱帽してファンに謝罪「すいませんでした!」 G党大歓声

スポニチアネックス 2024年6月30日 19時7分

 ◇セ・リーグ 巨人3―2広島(2024年6月30日 東京D)

 巨人の守護神・大勢投手(25)が30日に出場選手登録され、同日の広島戦(東京D)に6番手として登板。安打と連続四球で2死満塁のピンチを招くも無失点で切り抜け、今季8セーブ目をマークした。

 1軍での登板は、右肩に違和感を訴えて緊急降板となった5月3日の阪神戦(東京D)以来58日ぶり。同4日に出場選手登録抹消となっていたが、この日投げた全19球が150キロ台後半の直球勝負。最速は159キロで、守護神復活を印象付けた。

 試合後、若林に続いてお立ち台に上がった大勢はスタンドから大歓声を受けると自ら帽子を脱ぎ「まずは“10日間で帰る”って言ったんですけど、戻ってこなくてすいませんでした!」とファンに向かって一礼。再登録可能となる最短10日間で1軍に戻ってこれなかったことを“謝罪”した。

 ファンに深々と頭を下げた守護神の真摯(し)な姿にスタンドはさらなる大歓声&大拍手。

 改めて「メチャクチャ緊張してたんですけど、自分の名前がコールされた時にスタンドから凄い温かい声援だったり拍手をいただいたので。絶対に期待に応えようという気持ちで上がりました」と登板時を振り返った。

 そして、150キロ台後半を連発していたことはバロメーターとして考えていいのか問われると「そうですね、あの…少し休養が、あいた時間が長かったので、それなりに求められているものはやっぱり高いと思うので。これからはしっかり、スピードもっていうよりはしっかり3人で抑えるっていうことを意識して頑張っていきたいなと思います」と“シン大勢”についても口にした。

 離脱中については「やっぱり野球がしたくてもできないもどかしさっていうか。でも、自分が投げていないといけない立場でほかのピッチャーが投げていたり、その回に逆転されたりっていうのを見るしかできなかったので悔しかったです」と率直に語った大勢。

 「本当にファンの皆さんのおかげで、最後、なんとか抑えられたと思うので、次はしっかり、もっと楽に抑えられるようにしていきたいなと思います」と感謝した。

 これでチームは試合前の4位から3位に浮上。最後にファンへのメッセージを求められると「優勝に向かって、自分も、腕をしっかり振っていくので。ファンの皆さんの熱い、応援、後押し、よろしくお願いします!」と一言ひと言をかみ締めるように声を張り上げていた。

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