◇陸上・日本選手権最終日(2024年6月30日 新潟・デンカビッグスワンスタジアム)
男子100メートルの元日本記録保持者・桐生祥秀(日本生命)は、10秒26で5位に終わった。
「全力で走って負けました。全力を出し切った」
今大会に向けての状態は良く「スタートは凄いワクワクした。それに結果がついてくればめちゃくちゃいいんですけど」と振り返った。
400メートルリレーで出場した東京五輪から3年は「短かった」という。「東京終わって、パリがあるならやってみよう」という気持ちで目指してきた。個人での出場は絶望的となったが「もう1回五輪を目指したい。どうなるかわからないが、ロスまで目指したい。1年1年しっかりやりたい」とし、「次、速くなるしかない。練習を積めば速くなる。負けないように走る」と語った。
400メートルリレーでのパリ行きの可能性は残されており、「選ばれればしっかり仕事する。走るなら3走。(選ばれたら)リレーの練習に切り替えたい」と吉報を待つ。