Infoseek 楽天

巨人・若林楽人「やっとチームの一員になれた」 西武から移籍後初スタメンで初安打初打点含む2安打

スポニチアネックス 2024年6月30日 19時26分

 ◇セ・リーグ 巨人3―2広島(2024年6月30日 東京D)

 巨人の若林楽人外野手(26)が30日の広島戦(東京D)で「6番・左翼」に入り、西武から移籍後初の先発出場。初回の第1打席で貴重な追加点となる左前適時打を放って移籍後初安打初打点をマークすると、第2打席では初長打となる中越え三塁打も放つ4打数2安打1打点の活躍で3位浮上となる勝利に貢献した。

 試合後、いの一番にお立ち台へ呼ばれた若林はインタビュアーからマイクを渡され、「西武から移籍してきました若林です。ようやくきょう、チームの一員になれた気がしました。ありがとうございます」と感慨深げに自己紹介。スタンドのG党から割れんばかりの大歓声をもらった。

 スタメンは「朝の段階で教えていただきました」とし、「いやもう、代打で、きのういいところで打てなくて、本当に悔しかったので。なんとか取り返してやろうっていう気持ちでした」と振り返った。

 前日29日の同戦では1―2で迎えた9回、2死一、二塁の場面で代打に起用され、空振り三振で試合終了。悔しい思いを抱えて臨んだこの日の第1打席でいきなり放った適時打だった。

 「いやもう本当に(初安打が)出て安心したというか。やっとチームの一員になれたなーって感じがしました」。渾(こん)身のガッツポーズ。そして、チームで流行している“YYポーズ”も披露した。

 三塁打については「本当に追加点がほしい場面だったので。思いっきり、迷いなく、流れに乗って、いきました」と一語一語を区切るようにキッパリ。1死後、門脇のスクイズ失敗で併殺となり追加点とはならなかったが、持ち前の俊足をいかんなく発揮した三塁打だった。

 今月24日に松原聖弥外野手(29)との交換トレードで巨人に移籍。松原の移籍後初安打は通算10打席目だったが、若林は移籍後、通算3打席目での初安打初打点となった。

 改めて東京ドームでのプレーについて聞かれると「本当に応援していただいているのが本当にうれしくて。本当に…期待に応えられるように。勝ちに貢献できるように。これからもやっていきたいなと思います」とし、「優しく声をかけていただいて、やりやすい環境をつくっていただいているので。本当にきょう…ひと安心です」と改めて胸をなで下ろしていた。

 ▼阿部監督(試合前に若林と話) 彼はちょっと動物的なところがあるので。ポテンシャルは素晴らしいので、どんどんチャンスをあげたいと思います。

この記事の関連ニュース