明治安田生命J1リーグは30日に7試合が行われ、福岡がアウェーでFC東京を1―0で下した。
殊勲の決勝弾を決めたのは、後半17分から途中出場したMF重見柾斗（まさと、22）。DF小田の右クロスに鋭く反応し、ニアに走り込んで右足で逆サイドに流し込んだ。大卒ルーキーにとってはうれしいプロ初得点。「まだ1ゴールできすけど、決められてうれしいです」と笑顔で振り返った。
守備陣も最後まで集中力を切らさずに相手の攻撃陣を零封。チームはこれで2連勝とした。直近6試合は5勝1分け。その間、失点はわずか2と強固なDF陣が好調なチームを支えている。順位も8位から5位に浮上。
長谷部監督は「きょうは特に前半はミスが多かったですけど、守備一辺倒ではなく、攻撃も少しずつですけど、やり続けていることが表現できてきている」と手応えを示し、好調の要因を「連戦の中で練習はほとんどできないので、持ってるものを継続して、またそれを少しずつ高めていく。そんな風にしてるつもりです。ミーティングとコーチが選手に多くのことを話しかけて、少しずつ築き上げてる。私はまとめてるだけですが、そういうことが失点の少ないこの何試合かになってと思います」と分析した。