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【名古屋場所番付発表】中村部屋の龍王が「寒風山」に改名 由来は故郷の山、朝ドラ「ひらり」にも登場

スポニチアネックス 2024年7月1日 6時3分

 日本相撲協会は1日、大相撲名古屋場所(14日初日、愛知・ドルフィンズアリーナ)の新番付を発表し、4人の力士の改名が決まった。

 6月1日付で中村親方(元関脇・嘉風)の独立に伴って二所ノ関部屋から転籍した中村部屋の力士8人のうち3人が改名。幕内から十両に番付を下げた部屋頭の友風(29)は下の名を「勇太」から「想大(そうだい)」に変えた。

 西三段目筆頭の龍王(30)は「寒風山(かんぷうざん)」に、西三段目35枚目の和氣の里(30)は「和気乃風(わけのかぜ)」に改名。ともに入門時は尾車部屋で、当時の師匠だった元大関・琴風や現師匠の嘉風と同じ「風」の字が付けられた。

 龍王改め寒風山は、本名の「畠山」で初土俵を踏んでから「竜風」、「龍王」と変えて今回が3度目の改名。故郷の秋田県井川町に近い男鹿半島の中央部に位置する山の名前から取った。故郷を背負うしこ名に「名前を大きくして温かい風を吹かせられるように」との願いが込められた。

 また、「寒風山」は1992年から1993年にかけて放送された、相撲部屋を舞台としたNHK連続テレビ小説「ひらり」に登場する力士名でもある。同作の「寒風山」は、石田ひかり演じる主人公・藪沢ひらりのいとこで秋田県出身という設定だった。

 他に改名したのは、夏場所で初土俵を踏んで名古屋場所から序ノ口の番付に載る境川部屋の2人。日大相撲部出身の宮崎光星(23)は「清水海(しみずうみ)」に、日大柔道部出身の五十嵐(19)は「米沢龍(よねざわりゅう)」のしこ名が付いた。高知県土佐清水市出身の清水海は、兄の三段目・土佐清水(27=時津風部屋)と同じく故郷を背負うしこ名。山形県米沢市出身の米沢龍も、故郷が一目で分かるしこ名が付けられた。

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