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日本ハム 5連敗でとうとう貯金0 新庄監督「次がちょうど開幕戦」再スタート強調

スポニチアネックス 2024年7月1日 6時3分

 ◇パ・リーグ 日本ハム3―10ソフトバンク(2024年6月30日 エスコンF)

 力負けだった。日本ハムは首位・ソフトバンク相手に、今季2度目の同一カード3連敗。今季ワーストの引き分けを挟む5連敗で、6月4日に最大9あった貯金はなくなった。4月18日以来の勝率5割。新庄監督は厳しい表情だった。

 「この3連戦はレベルの違いを感じさせられた。楽しい試合を見せられなくて、それが歯がゆいですね…」

 1点を追う5回1死一、二塁、郡司の右飛で二塁走者・万波が飛び出して併殺。「なかなか点を取れていなかったので気持ちばかり先走ってしまい、冷静さを失ってしまった」と猛省した。次打者はマルティネスで無理する場面ではなく、焦りから生まれた拙攻だった。

 連敗が始まった23日の楽天戦以降、前日まで5試合連続2得点以下。平均得点1・2で得点圏で一本が出ない状態が続いていた。正遊撃としてブレークしていた水野が右足首のじん帯損傷で6月22日に出場選手登録を抹消。松本剛も胃腸炎で同26日に離脱するなど、野手の故障者が続出。若手中心で勢いのある戦いを続けてきたが、新庄監督のやりくりだけでは勝ち続けられない壁に直面している。

 6月は6勝14敗3分けと失速。指揮官は「全員が調子悪くなっている。何人か調子が良くなって、点につながっていけば入れ替わりで打線になっていく。まあ、こういう時もありますよ」としたが、3位ながら首位・ソフトバンクとは14ゲーム差に開いた。あす2日からは開幕カードの相手だった2位・ロッテとの3連戦。指揮官は「次がちょうど開幕戦」と貯金ゼロからの再スタートと前を向いた。(清藤 駿太)

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