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大谷翔平 6月最終戦は無安打で今季3度目2桁失点完敗 12本塁打で日本人最多5度目の月間MVPは有力

スポニチアネックス 2024年7月1日 7時36分

 ◇ナ・リーグ ドジャース4―10ジャイアンツ(2024年6月30日 サンフランシスコ)

 ドジャースの大谷翔平投手(29)が30日(日本時間7月1日)、敵地でのジャイアンツ戦に「1番・DH」で先発出場。2三振を含む5打数無安打に倒れ、連続試合安打が4で止まった。6月最終戦は快音なしに終わったが、6月は12本塁打、24打点をマークし、日本選手最多通算5度目の月間MVP受賞が有力な情勢だ。チームは4―10と今季3度目の2桁失点で完敗した。

 この日はメジャー初先発のジャイアンツの右腕ビブンズに封じ込まれた。初回は一ゴロに打ち取られると、第2、3打席は連続三振。8回は前日に続く、2戦連発、日本選手初のスプラッシュヒットが期待されたが、この日は3番手ループにチェンジアップでタイミングを外されて右飛に倒れた。

 チームは9回に打線がつながって2点を返し、なおも2死二塁で大谷に第5打席が回ったが、下手投げ右腕のテイラー・ロジャースの前にこの日3個目の空振り三振。今季4度目の1試合3三振を喫し、最後の打者となった。

 チームは先発パクストンが4回12安打9失点と炎上。打線はテイラーがソロ本塁打を含む2打点を気を吐いたが、序盤の失点が重くのしかかった。

 大谷は前日の3回には右腕ハワードのスライダーを捉え、中越えに26号ソロ。ナ・リーグ本塁打王争いで2位のオズナ(ブレーブス)に5本差をつけ、メジャー通算500打点にもあと1、通算200本塁打はあと3に迫っていた。

 前日の延長11回には2試合連続の申告敬遠で歩かされたが、直後のスミスからの5連打などで大量7点を奪う大勝に貢献した。申告敬遠を含めた2四球で8試合連続四球。その間は12個に達し、絶好調の大谷に対する警戒は一段と高まっている。デーブ・ロバーツ監督はこの日の試合前に取材に対応。大谷が2試合連続で申告敬遠と勝負を避けられていることについて「(大谷の後を打つ)ウィル・スミスは最近当たってなかったし、今までは後ろにフリーマンがいたから、それが(敬遠四球が増えている)原因だと思う。でも、それは我々にとってもウィル・スミスにとってもチャンスになる。翔平の敬遠四球は例年より多くはないが、彼はそれ(敬遠四球)に値する。彼は良い打撃ができているし、素晴らしい」と分析した。

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