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谷原章介 旭川市の中2凍死問題、再調査結果の公表に「自殺といじめの因果関係を認めるまでに3年も…」

スポニチアネックス 2024年7月1日 12時5分

 俳優の谷原章介(51)が1日、MCを務めるフジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。北海道旭川市で2021年、いじめを受けていた中学2年広瀬爽彩さん=当時(14)=が凍死した問題について言及した。

 市が設置した再調査委員会は6月30日、再調査の結果を公表し、凍死は自殺とし、いじめとの因果関係を認定した。学校と市教育委員会は、いじめではなく加害生徒の問題行動と捉えていたため、リスクを発見、低減させることができなかったとした。弁護士の野村武司副委員長は「市教委は早く事態を終結させるため、意図していじめの問題とはしなかった」と断じた。

 当初、市教委の第三者委員会は22年9月、医療情報を得られなかったこともあり、いじめとの因果関係は「不明」と判断。遺族の反発を受け、今津寛介市長が、教育評論家の尾木直樹委員長ら有識者による再調査委を設置していた。

 再調査委は、家族から提供を受けた広瀬さんの交流サイト(SNS)の発信履歴約4千件を分析。亡くなる直前まで恐怖や死に言及されていたことから、いじめ被害に継続して苦しみ、死を決意したと判断した。いじめとの因果関係を認め、市教委側の落ち度をより重く認定した。

 谷原は、このニュースを伝え、「自殺といじめの因果関係を認めるまでに3年もかかりました」と厳しい表情でコメントした。

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