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井岡一翔が7・7王座統一戦へ公開練習 スパー100R「彼の距離で、僕のボクシングで上回る」

スポニチアネックス 2024年7月1日 12時24分

 ◇プロボクシングWBA・IBF世界スーパーフライ級王座統一戦 WBA王者 井岡一翔(志成)<12回戦>IBF王者 フェルナンド・マルティネス(アルゼンチン)(2024年7月7日 東京・両国国技館)

 WBA世界スーパーフライ級王者・井岡一翔(35=志成)が1日、都内の所属ジムで、 IBF同級王者フェルナンド・マルティネス(32=アルゼンチン)との王座統一戦(7日)へ向けた公開練習を行った。試合が近いとあり、公開した練習はシャドーボクシングを1ラウンドのみにとどめた。

 WBO同級王者だった22年大みそかのジョシュア・フランコ(米国)戦以来となる統一戦へ向け、先月23日に帰国するまで約1カ月間、米ラスベガスでスパーリング中心の合宿を実施。名伯楽イスマエル・サラス・トレーナーから約1年ぶりに直接指導を受け、マルティネスに似ているというアンヘリノ・コルドバ(ベネズエラ)らとトータル100ラウンドのスパーに取り組んだ。早めに開始した減量はリミット(52.1キロ)まであと3キロと明かし、「この試合にかける思いというか、毎回成長を求めている。その一つの中で早めにやればいいコンディションをつくれると思ってそうした」と話した。

 井岡は「充実した試合に向けたいい時間を過ごせていて、いいコンディション。アメリカでも充実した合宿で、帰ってきてからも順調な調整。試合までしっかり仕上げたい」と現状を説明。マルティネス対策を問われると「言葉にすると難しい。自分が考えることとチームが考えることを実戦ですり合わせてきた」と答えたが、「距離で勝らないといけないし、明確に勝ちたい。彼の距離でボクシングをすることで彼を上回って、それをラスベガス合宿から手応えをつかんできた。僕のボクシングをする中で彼を上回ることをつくってきた。気持ちも身体もより一層つくれている」と快勝をイメージした。

 マルティネスに勝てば2団体王座統一となり、さらに3、4団体王座統一へ視界が開ける。「統一戦ができることは本当にありがたいし、感謝の気持ちをリングで結果として出したい」と抱負を述べ、「気持ちと体の部分は磨きをかけてきた。気合も入っているし、ハードワークをこなしてきた。できることはやってきた。毎試合自分自身を超える気持ちで、毎回新たな気持ちで7月の試合を一つの挑戦として、成長を見せたい」と意気込んだ。

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