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井岡一翔、7・7統一戦に勝てばエストラダ撃破のロドリゲス戦希望「この試合に勝って次にできれば」

スポニチアネックス 2024年7月1日 12時32分

 ◇プロボクシング WBA・IBF世界スーパーフライ級王座統一戦 WBA王者 井岡一翔(志成)<12回戦>IBF王者 フェルナンド・マルティネス(アルゼンチン)(2024年7月7日 東京・両国国技館)

 WBA世界スーパーフライ級王者・井岡一翔(35=志成)が1日、都内の所属ジムで、 IBF同級王者フェルナンド・マルティネス(32=アルゼンチン)との王座統一戦(7日)へ向けた公開練習を行った。試合が近いとあり、公開した練習はシャドーボクシングを1ラウンドのみにとどめた。

 WBO同級王者だった22年大みそかのジョシュア・フランコ(米国)戦以来となる統一戦へ向け、先月23日に帰国するまで約1カ月間、米ラスベガスでスパーリング中心の合宿を実施。名伯楽イスマエル・サラス・トレーナーから約1年ぶりに直接指導を受け、マルティネスに似ているというアンヘリノ・コルドバ(ベネズエラ)らとトータル100ラウンドのスパーに取り組んだ。早めに開始した減量はリミット(52.1キロ)まであと3キロと明かし、「この試合にかける思いというか、毎回成長を求めている。その一つの中で早めにやればいいコンディションをつくれると思ってそうした」と話した。

 6月29日(日本時間30日)には長年”標的”としてきたWBC世界スーパーフライ級王者フアンフランシスコ・エストラダ(メキシコ)が元フライ級2団体統一王者のジェシー・”バム”・ロドリゲス(米国)に7回KO負け。軽量級の新スターにのし上がってきた24歳のロドリゲスは、エストラダとは再戦条項があることを認めた上で「井岡―マルティネスの勝者と戦いたい」と発言。井岡―マルティネスは井岡の勝利を予想し、日本での3団体統一戦実現も希望した。

 井岡はSNSで試合のダウンシーンをチェックしたと明かし、「結果が出た時に、最終的な自分の中での標準はバム、今の段階ではバムかなと思う。まずこの試合に勝って3団体統一できたらいい」とマルティネス撃破後の”標的”がロドリゲスに変わったと明かした。ロドリゲスの井岡との対戦希望については「もちろん応えたいし、自分もずっと試合したかったエストラダと彼が試合して、彼がチャンピオン。負けたエストラダの評価は落ちて、バムが一番高い。その彼を倒すことで自分も評価を得られる。この試合に勝って次にできれば」と言い切った。

 エストラダの敗戦については「ショックではないが、お互いに勝って、やるのがストーリーだと思っていた。ちょっとストーリーは変わったが、残りの試合でいい時間を過ごして試合に備えたい」とコメントした。

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