ロッテ、ツインズ、阪神で活躍し、九州アジアリーグ・北九州下関フェニックスの監督を務める西岡剛氏(39)がABEMA野球公式YouTubeチャンネルで公開された「MLB's on FLEEK」に登場。投手の新評価基準「ピッチトンネルにどれだけ通せるか」を解説し、パドレス・ダルビッシュ有投手(37)を絶賛した。
テーマは「MLBの新しい評価基準」。打者は「打球速度」が注目される中、投手は「ピッチトンネルにどれだけ通せるか」が新たな指標となっている。
ピッチトンネルは、複数の球種を途中まで直球と同じ軌道に通す理論のこと。打者から約7メートル先にあると言われ、ピッチトンネル通過後、球種により軌道が変化することで打者の対応が難しくなるとされている。
西岡は、対戦した中で“最も打者の手元で急に球が曲がる投手”を聞かれると「ダルビッシュ投手」と即答。パドレス・ダルビッシュ有の名前を挙げ、「これ以上の投手はいない」と断言した。
「しかもダルビッシュ投手はあえて早く曲がりを見せて、分かりやすい球も投げられる技術がある。打者からしたら、ダルビッシュがそんな球を投げると思ってないから、体が固まる。そのあとスローモーションで“うわーやられた”て」。日米通算200勝のベテラン右腕の凄さを力説した。