昨季限りで現役を引退した元日本代表FWの岡崎慎司氏(38)が1日、大阪市内のスポーツ用品メーカー「ミズノ」本社を訪問した。ラストマッチのルーベン戦で履いたスパイク『ウェーブカップSS』を手にし「個人的にはミズノさんを背負って戦ってきた。特に欧州に行って以降はどんどん強くなった」と現役時代の思いを口にした。
スパイクには高校時代から強いこだわりを持ち「究極で言うと素足の状態に近いものが良い。足にフィットして密着しているイメージ。違和感を全く感じないのがベストなスパイクなのかなと思っていて、それはミズノさんのものが一番近かった」とともに走り続けてくれた“相棒”に感謝した。
清水入団時からミズノ製のスパイクを着用してきたが『ウェーブカップ』は選ばれた一部の選手しか着用できない逸品。「自分も履きたくて、それには五輪に入らないといけないな、と。五輪後から履かせてもらえるようになった」と08年北京五輪時の“裏モチベーション”も披露した。