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田原総一朗氏「これが一番の問題」岸田首相の問題点ズバリ指摘 「会ってくれなくなった」理由も推測

スポニチアネックス 2024年7月1日 18時30分

 政治ジャーナリストの田原総一朗氏(90)が1日、ニッポン放送「辛坊治郎ズーム そこまで言うか!」(月~木曜後3・30)に生出演し、岸田文雄首相とのエピソードを明かした。

 この日は辛坊治郎氏が夏休みのため欠席。代わって、前明石市長で弁護士の泉房穂氏がパーソナリティーを務めた。泉氏は、田原氏のかつてのエピソードを披露。「当たり前の質問をしている。当たり前に聞きはるんだけど、時の総理も答えようとして、思わず言ってしまったことを実現できず、約束違反になった。まさに聞き出したのが田原さんだった」と、田原氏の武勇伝を語った。

 田原氏は「田中角栄さん以後の総理大臣は全部、1対1でやって。しかも言いたいこと全部言ってます」と、首相とのサシでの対談を続けていることを明かした。そんな田原氏によると、岸田首相は「度胸がない」という。

 「僕は総理大臣に言いたいことを言うのは、この国をつぶしたいと思っているんじゃなくて、この国を良くしたいからなんです。岸田さんはまじめですよ。今ひとつ度胸がない。安倍(晋三元首相)さんとか、小泉(純一郎元首相)さんは度胸があった。岸田さんは度胸がない。これが一番の問題ですね」

 さらに田原氏は、米国を中心にした平和圏「パクス・アメリカーナ」にも言及。「それまでアメリカは世界一強い国で、豊かな国」だったが、「経済が悪化して、できなかった。そこでアメリカの大統領、“パクス・アメリカーナをアメリカ1国で強くできないから、協力してくれ”と(日本に)言ってきた。それで協力することになった」と解説した。

 田原氏はこのタイミングで、岸田首相に耳打ちしたという。「僕は総理大臣、岸田さんに、“協力するのは、みんな危機だ危機だって言うけど、チャンスだ”と(言った)。今までは対米従属で、アメリカの受け売りだった。協力するってことは、言いたいことを言えるようになった。言いたいことを言えと」。さらに、沖縄の基地問題にも触れ、「日米地位協定で、アメリカが決めたことは総理大臣もノーと言えない。これを“アメリカに変えるように言え”と言った」と、立場の変化を盾に、日米地位協定の見直しを迫るよう岸田首相に進言したという。

 ところが、「それ以後、岸田さんは僕に会ってくれなくなった」とポツリ。岸田首相とは没交渉になってしまったと明かしていた。

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