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テレ朝 「セクシー田中さん」問題受け「これまで通り…緊密なコミュニケーションを」同局の姿勢改めて示す

スポニチアネックス 2024年7月2日 17時7分

 テレビ朝日は2日、都内の同局本社で定例社長会見を行い、昨年10月期放送の日本テレビドラマ「セクシー田中さん」の原作者で漫画家の芦原妃名子さんが1月末に急死した問題を巡り、同局の姿勢を改めて示した。

 この問題を受け、篠塚浩社長は「まずはお亡くなりになられた芦原妃名子さんのご冥福を心よりお祈りしたいと思います」と追悼の意を示した。続けて「その上で当社としてはこれまで通りですね、原作者、脚本家の方々をはじめとしましたドラマにかかわるすべてのスタッフと、丁寧で緊密なコミュニケーションをとって信頼関係を築いた上で番組の制作を当たっていくということを引き続き心掛けていきたい」と改めて語った。

 テレビ東京「激録・警察密着24時!!」についても触れた。同番組では23年3月の放送で、アニメ「鬼滅の刃」に関連する不正競争防止法違反事件を取り上げ、4人が逮捕されたと報じたが、その後3人が不起訴になった事実に触れず、加えて被疑者に対する過剰な演出や不適切なナレーションがあったため、番組は謝罪。番組終了と関係者への社内処分を発表した。また、この件に関連し、BPO放送人権委員会が人権侵害の申立てを受け、審理を開始したことも分かった。

 テレビ朝日でも「列島警察捜査網 THE追跡」という警察を扱った番組を制作。西新常務は「番組制作にあたりましては、当社の番組放送基準に従うことに加えて、弁護士による内容確認ですとか、起訴不起訴、罪状、判決内容などを可能な限りですけれども確認」と同局の“検証体制”を示した。

 加えて「当事者の人権やプライバシーへの配慮など厳しい社内基準を改めて番組制作ルールとして作成しておりまして、それを徹底していく」と今後の姿勢を明らかにした。

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