◇パ・リーグ 日本ハム―ロッテ(2024年7月2日 エスコンF)
日本ハムの郡司裕也捕手(26)が2日、ロッテ戦(エスコンF)に今季初となる「4番・三塁」で先発出場。1点を追う4回に逆転の今季7号2ランを放った。
0―1の4回だった。先頭の水谷が遊ゴロ、続く石井が一ゴロに倒れた2死無走者から、3番・清宮が四球を選び出塁。今季初めて4番に座った26歳は、相手先発左腕・メルセデスが投じた144キロの甘く入って来た直球を見逃さなかった。フルスイングした瞬間、本塁打と分かる確信の一撃は左翼席に吸い込まれた。
逆転の今季7号2ランに新庄監督も“ナイスホームラン!”とばかりに笑顔で打球を見届けた。チームは現在5連敗中。ファイターズ50周年シリーズと題して試合前には三浦政基氏、柏原純一氏、西崎幸広氏、田中幸雄氏、小笠原道大氏、田中賢介氏と6人のレジェンドOBが集結した一戦で、若き4番が連敗ストップへ大きな一発を放った。
背番号はレジェンドOB含め全選手が「100」を着用。1974年に誕生した球団の初代オーナーを務めた大社義規氏の背番号が100番であり、球団唯一の永久欠番。50周年の節目に全員が背負った。
郡司はこの日発表された球宴ファン投票の三塁手部門で選出され「ファンの皆様に大感謝です。心から楽しみたいですし、ホームランを狙っていきたいです。本拠地開催のオールスターに出ることはなかなかないと思うのでファイターズファンの前で躍動したいです」と喜びのコメントを発表していた。
▼郡司 打ったのはストレートだと思います。ちょっと詰まりましたが、4番っぽい顔をしてたら打てました。